洗濯機の処分方法5選！リサイクル料金や引取りにかかる費用も解説

本記事では、洗濯機の処分方法5選と共に、それぞれにかかる費用やリサイクル料を解説します。

洗濯機は重さや大きさのあるものが多く、自分での運び出しや処分は難しいものです。

しかし、洗濯機は家電リサイクル法の対象で、粗大ゴミとして気軽に捨てることもできません。

そこで今回は、処分方法や注意点などをまとめました。

「洗濯機を処分したい」」または「買い替えを検討している」などといった方は、ぜひ参考にしてください。

洗濯機処分が必要になるケース

洗濯機処分が必要になるケースとしては、以下の3つが挙げられます。

• 買い替えを検討している
• 洗濯機が故障した
• 引っ越しや結婚などで不要になった

壊れてはいないものの、ライフサイクルの変動で洗濯機が不要になった際や、買い替えを検討している場合は洗濯機を下取りなどに出せる可能性があります。

しかし、完全に故障しているときは処分の対象となるケースが多く、リサイクル料や収集運搬料、処分費用などがかかるでしょう。

洗濯機の処分が必要になるタイミングは頻繁にあるわけではなく、処分方法や費用について不安を抱える方も多くいますが、正しい処分方法を知っておけば安心です。

洗濯機は粗大ゴミとしての処分は不可

洗濯機は家電リサイクル法の対象製品となるため、粗大ゴミとしての処分は不可です。

ここでは、粗大ゴミとして捨てられない理由とともに、洗濯機を処分する際にかかるリサイクル料について解説します。

洗濯機は粗大ゴミとしては捨てられない

洗濯機は法律に基づき、基本的に粗大ゴミとしては捨てられません。

家電リサイクル法とは、正式名称を「特定家庭用機器再商品化法」と言い、家庭から出たエアコン・テレビ・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機といった家電製品をリサイクルし、資源の有効利用を促進するための法律です。

廃棄物の削減や資源の有効利用を目的に作られた法律で、勝手に処分することは禁止されています。

洗濯機を含む、いくつかの家電はリサイクルを行う必要があるため、粗大ゴミとして処分することはできません。

処分にはリサイクル料と収集運搬料がかかる

洗濯機・衣類乾燥機を処分する際には、リサイクル料と収集運搬料がかかります。

Panasonic・日立・シャープ・三菱電機・東芝・富士通ゼネラルなど主要メーカーの洗濯機のリサイクル料は、1台あたり2,530円です。

処分の際は必ずリサイクル料がかかるうえ、洗濯機がある場所から指定引取場所までの運送費である収集運搬料がかかります。

洗濯機の処分を依頼する際の収集運搬料は、お店や業者によって変わりますが、数千円かかることは確かです。

見積もりなどをチェックする際は、リサイクル料を含めた「総額」を確認することが大切です。

※指定引取場所まで直接洗濯機を持ち込みする場合は、収集運搬料はかかりません。

洗濯機の処分方法5選

洗濯機の処分方法は、以下の5つです。

• 家電量販店に引取りを依頼する
• リサイクルショップやフリマアプリで売る
• 自治体が指定する業者に依頼する
• 自治体の指定場所に持ち込む
• 不用品回収業者に依頼する

それぞれの利用手順と共に、処分の際にかかる費用を解説します。

家電量販店に引取りを依頼する

買い替えを検討している場合は、購入時に依頼すると古い洗濯機を引き取ってもらえます。

また、買い替えをしない場合であっても、引取りのみを受け付けてくれる家電量販店もあるので、問い合わせてみましょう。

利用手順

家電量販店に引取りを依頼する手順は、以下の通りです。

1. 家電量販店に引取りを依頼する
   （オンラインまたは店頭申し込み）
2. 日時指定をする
3. 費用を支払う
4. 回収日に洗濯機を引き取ってもらう

多くの家電量販店は引取りの依頼を受け付けており、1～2週間程度で回収に来てくれます。

ただし、引っ越しの多い時期は混みあっていたり、配送対象エリア外の場合は依頼を受け付けてくれなかったりするので、事前に回収条件などを確認しましょう。

回収条件やエリアについては、家電量販店によって異なります。

処分にかかる費用

家電量販店に引取りを依頼する場合の費用は、基本的に「リサイクル料+運搬料」です。

運搬料は店舗によって異なりますが、多くの場合は2,000円前後となり、買い替えせずに引取りだけを依頼する場合は割高になるケースもあります。

例えば、ビックカメラの場合は買い替え時で運搬料2,200円、引取りのみは運搬料7,200円です。

以下の記事では、ヤマダ電機に家電の引取りを依頼した場合の費用などを詳しく解説しています。

ぜひ、こちらもあわせて参考にしてみてください。

ヤマダ電機の家電処分方法！引き取り方法や回収費用、回収できないものとは

リサイクルショップやフリマアプリで売る

まだまだ使えるような洗濯機の場合は、リサイクルショップやフリマアプリで売るのも1つの手です。

ただし、出品・発送・運搬などの手間がかかる点には注意してください。

利用手順

リサイクルショップやフリマアプリで売る際の手順は、以下の通りです。

1. 洗濯機の水抜きをする
2. 出品または持ち込みをする
3. 査定または落札で値段が決まる
4. 引取りや発送を行う
5. 売れた費用の受取や振込を待つ

リサイクルショップの場合は自分で持ち込みをしなければならず、大型の車を持っていない場合は難しいでしょう。

フリマアプリの場合は出品や管理の手間がかかるほか、売れるまでは家に置いておかなければなりません。

また、売れた後は発送などの手続きをしなければならないので、手間と時間がかかることを考慮して出品する必要があります。

処分にかかる費用

リサイクルショップやフリマアプリで処分する場合は、基本的に費用はかかりません。

ただし、フリマアプリを利用する場合は高額な送料がかかるので、洗濯機の販売価格によっては利益がほとんど出ない可能性もあります。

手間や時間がかかるだけでなく、売れない場合もあることを考えると、おすすめできません。

自治体が指定する業者に依頼する

洗濯機は家電リサイクル法の対象となるため、粗大ゴミとしての処分はできませんが、自治体が指定する業者に依頼することで処分することが可能です。

ここでは、愛知県名古屋市を例に挙げて処分方法や手順を解説します。

利用手順

自治体が指定する業者に依頼する場合の手順は、以下の通りです。

1. 一般廃棄物収集運搬業許可業者一覧を確認する
2. 電話などで回収の相談をする
3. 見積もり取得後に回収を依頼する
4. 指定日に洗濯機を回収してもらう
5. 費用を支払う

名古屋市では、公式サイト内に「一般廃棄物収集運搬業許可業者一覧」が記載されているので、連絡先などを確認した上で回収の相談をしましょう。

その後、収集日などを決めて回収に来てもらいます。

洗濯機を回収してもらった後は、指定された費用を支払って依頼完了です。

処分にかかる費用

自治体が指定する業者に依頼する場合にかかる費用は、依頼する業者によって異なります。

実際に依頼する業者に問い合わせないと費用が分からないので、不安な場合は依頼を避けた方が無難です。

見積もりやキャンセルを無料で行ってくれる業者であれば、安心して相談できるでしょう。

自治体の指定場所に持ち込む

自治体で回収・処分して欲しい場合は、指定場所に持ち込む方法もあります。

愛知県名古屋市を例に挙げ、利用手順や持ち込みの際にかかる費用などを見ていきましょう。

利用手順

愛知県名古屋市で、洗濯機を指定場所に持ち込む場合の手順は以下の通りです。

1. 郵便局に行く
2. 家電リサイクル券に所定事項を記入する
3. リサイクル料金を振り込む
4. 指定引取場所に持ち込む

指定場所に持ち込む場合は、郵便局などで事前にリサイクル券に記入をし、振り込みなどでを支払う必要があります。

洗濯機を持っていくだけでは回収してもらえず、二度手間になってしまうので注意しましょう。

処分にかかる費用

持ち込みの場合は、リサイクル料のみでの処分が可能です。収集運搬料はかかりません。

ただし、指定場所までの運搬や荷下ろしなどは自分で行わなければならず、大人が2人以上いない場合は難しいでしょう。

また、ドラム式など大きめサイズの洗濯機の場合は、車に積み込めない可能性もあります。

不用品回収業者に依頼する

洗濯機の処分方法で最もおすすめなのが、不用品回収業者への依頼です。

詳しい利用手順や処分の際にかかる費用などを解説します。

利用手順

不用品回収業者に依頼する場合の手順は、以下の通りです。

1. 信頼できる業者を見つける
2. 複数の業者から見積もりを取得する
3. 納得できる業者に依頼する
4. 最短即日で洗濯機を回収してもらう
5. 費用を支払う

業者に依頼する場合、自分で運び出しや積み込みをする必要は一切ありません。

最初から最後まで全てスタッフが行ってくれるので、安心して任せられるのが嬉しいポイントです。

処分にかかる費用

不用品回収業者に依頼する場合の費用は、「リサイクル料+運搬料」です。

洗濯機以外にも不用品を処分したいと考えている場合は、お得なパックプランが利用できる場合もあります。

パックプランの相場は、以下の通りです。

また、以下の記事では家電回収をしてくれる不用品回収業者を紹介しています。

ぜひ、あわせて参考にしてみてください。

不用品回収業者おすすめランキング！名古屋など愛知県・岐阜県・三重県対応

洗濯機を処分する際の注意点

洗濯機を処分する際の注意点は、以下の4つです。

• 水抜きを行う
• 洗濯槽内を空にする
• 運搬の際はケガや事故に気を付ける
• 無料回収は利用しない

洗濯機は処分前に、必ず洗濯機内の水を抜いてください。残った水が運搬中に漏れると周囲を汚したり、故障の原因になることがあります。

また、洗濯槽の中に衣類やゴミが残っていないようにしましょう。

洗濯機は重いため、自分で運搬する場合は怪我のないよう十分に注意してください。

業者の中には「無料回収」を謳うところもありますが、洗濯機はリサイクル料がかかるので無料での回収はできません。

そのような業者を利用すると、トラブルに巻き込まれる可能性があります。

洗濯機の処分に困った際は「粗大ゴミ回収隊」へ

今回は、洗濯機の処分方法を紹介しました。

今すぐに洗濯機を処分したい場合は、粗大ゴミ回収隊への相談がおすすめです。

最短即日で回収できるほか、見積もり・キャンセル・出張費用は一切かからないので、安心して相談できます。

また、洗濯機以外の不用品や家電の回収も同時に依頼することが可能です。

スピーディーに作業を進めてくれるので、処分に迷った際はぜひ一度ご相談ください。

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