高齢者宅がゴミ屋敷化する原因は?認知症との関係や上手な付き合い方も解説
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本記事では、高齢者宅がゴミ屋敷化する原因とともに、認知症との関係や上手な付き合い方を解説します。
「実家がゴミ屋敷」」や「高齢の両親がいて心配」など、高齢者とゴミ屋敷の関係性に悩む方は多いでしょう。
実は、高齢者宅はゴミ屋敷化しやすいと言われており、放置するとさまざまなリスクを伴うため、早急な対応が必要です。
今回は、高齢者とゴミ屋敷の上手な付き合い方や注意点も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
高齢者宅がゴミ屋敷化しやすい理由は?
高齢者宅がゴミ屋敷化しやすい理由としては、以下のようなものが挙げられます。
- ゴミの捨て方が分からない
- 身体機能が弱って掃除できない
- 認知症などの病気を患っている
- ゴミ屋敷症候群など精神疾患を抱えている
それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。
ゴミの捨て方が分からない
高齢者の中には、ゴミの捨て方が分からずにため込んでしまう方が一定数います。
「何曜日」に「何ゴミ」を捨てるのかが分からなければ、ゴミ捨てができずにゴミ屋敷化するでしょう。
ゴミの捨て方が厳しい地域では、分別の仕方が分からなかったり、面倒だったりして放置するケースも多い傾向です。
1~2週程度であればゴミを溜めても大きな問題にはなりませんが、そのまま放置すると家の中にゴミが蓄積されていき、取り返しのつかない事態になります。
老人の多い地域では、自治会などでゴミ捨てに関する声掛けをしているところもあるようです。
身体機能が弱って掃除できない
年齢を重ねていくと、身体機能が弱って掃除できなくなるケースも多々あります。
ゴミがあるのは分かっていても片付けられなかったり、体力が足りなかったりすると、徐々にゴミ屋敷化していくでしょう。
特に、介護や介助が必要な高齢者の場合は、周りのサポートが欠かせません。
自分だけでは家の片付けやゴミ捨てができない場合もあり、そのようなときはヘルパーさんや自治体の支援、掃除のプロを頼る必要があります。
認知症などの病気を患っている
認知症などの病気を患い、ゴミ屋敷が深刻化するケースも多いようです。
認知症になるとゴミかどうかの区別がつかなくなったり、曜日感覚がなくなったりしてゴミ捨てが難しくなります。
また、捨てたと思い込んでゴミを溜め込んでしまうのも原因の1つです。
物を元の位置に戻せなくなり徐々に家の中が散らかっていき、すでに持っているものを買ってしまうことで物があふれ、ゴミ屋敷化していくケースもあります。
認知症が原因でゴミ屋敷となっている場合は、しっかりとしたサポートや病院との連携が必要になるでしょう。
ゴミ屋敷症候群など精神疾患を抱えている
ゴミ屋敷化する原因の1つに、ゴミ屋敷症候群やためこみ症といった精神疾患が挙げられます。
ゴミ屋敷症候群は、ディオゲネス症候群とも呼ばれる深刻な病気です。
このような精神疾患は短期間での治療が難しく、長く付き合っていかなければなりません。
専門機関で治療を受けるのはもちろんですが、まずはゴミ屋敷化した部屋をキレイに片付けることが先決です。
高齢者がゴミ屋敷を放置するリスク
高齢者がゴミ屋敷を放置すると、さまざまなリスクが生じます。
ここでは、高齢者がゴミ屋敷を放置することで起こるリスクや危険性を見ていきましょう。
ゴミ屋敷条例による強制代執行
各自治体には、ゴミ屋敷に関する条例が設けられています。
例えば、愛知県名古屋市には「名古屋市住居の堆積物による不良な状態の解消に関する条例」と呼ばれる決まりがあり、ゴミ屋敷を放置すると強制代執行が行われる可能性があます。
強制代執行とは、家の持ち主の意思に関係なく、行政がゴミ屋敷を強制的に片付ける行為です。
その際、かかった費用については家の持ち主が支払わなければなりません。
行政が業者を斡旋すると、クーポン券やキャンペーンも利用できず、複数の業者に見積もりを依頼して価格競争を起こさせる「相見積もり」もできません。少しでも「安くする方法」を使えないのは金銭的に損をします。
自分で業者を選定し、依頼できるときに片づける方が結果として安く済みます。
転倒・ケガにつながる
家の中にゴミが散乱した状態だと、転倒やケガにつながります。
特に、足腰の弱い高齢者は転倒するリスクが高く、床にゴミが散乱している場合は注意が必要です。
転倒すれば骨折などの大ケガをし、余計に掃除や片付けができなくなります。
病気になる
ゴミ屋敷化した家の中は、虫や雑菌が増加します。
その環境の中で生活を続けていれば、病気になるリスクが高まるでしょう。
雑菌やウイルスが増えれば感染症にかかりやすくなるほか、アレルギーを発症する可能性もあります。
また、カビやホコリが増えれば多くの病気を引き起こし、肺炎やぜんそくなど命に関わる病気のリスクが増えるため、注意が必要です。
生命の危機に晒される可能性も
高齢者がゴミ屋敷に住み続けた場合、健康状態が悪化します。
地方独立行政法人東京都健康長寿医療センターの研究において、ディオゲネス症候群や認知症などによって高齢者宅がゴミ屋敷化した場合、1年以内の死亡率が高まることが分かりました。
この結果から、高齢者宅のゴミ屋敷化は生命の危機に晒される可能性があると分かります。
ゴミ屋敷を放置して良いことはなにもないため、早めに対処することが非常に重要です。
参考:https://www.tmghig.jp/research/release/2021/1028.html
高齢者が住む家をゴミ屋敷にしないための対処法
高齢者が住む家をゴミ屋敷にしないための対処法は、以下の2つです。
- ゴミ出しの曜日を毎日伝える
- 汚部屋の片付け支援を行う
それぞれの内容を詳しく解説します。
ゴミ出しの曜日を毎日伝える
ゴミ捨ての予定が分からなかったり、分別が難しかったりする場合は、ゴミ出しの曜日を毎日伝える方法が有効です。
毎朝、電話をして「今日は燃えるゴミの日だよ」などと伝えるだけで、ゴミ出しのハードルが下がります。
認知症などの病気でゴミ捨てに関するスケジュールを把握できないような場合は、電話や来訪によるサポートが必須です。
自分では管理しきれないため、周囲の協力を仰ぎましょう。
また、冷蔵庫や玄関など目につく場所を探して、ゴミ出しのスケジュールや出し方を記載しておくのもおすすめです。
毎日のように電話するのが難しい場合は、定期的に通うなどしてサポートを行ってみてください。
汚部屋の片付け支援を行う
ゴミ屋敷とまではいかないものの、部屋が汚れている状態の場合は汚部屋の片付け支援を行いましょう。
部屋が汚いと感じる程度の時点で掃除をすれば、ゴミ屋敷になるのを未然に防げます。
自分たちで掃除できる状態であれば、掃除のサポートをしながら部屋を片付けてみてください。
片付けをする時間がなかったり、自分で掃除するのが難しい状態だったりする場合は、プロに頼むのがおすすめです。
ハウスクリーニングやお片付け代行といったサービスを展開している業者も多々あるので、無理せず専門家に頼りましょう。
高齢者×ゴミ屋敷との上手な付き合い方
高齢者宅がすでにゴミ屋敷化している場合は、掃除やサポートが必要です。
ここでは、高齢者とゴミ屋敷の上手な付き合い方を紹介します。
まずはプロに依頼してゴミ屋敷を掃除する
高齢者宅がゴミ屋敷化しているときは、できるだけ早急に片付けることが先決です。
ゴミ屋敷をイチから全て自分たちで片付けるのは非常に難しいので、プロに依頼して掃除を行いましょう。
ゴミ屋敷片付けに対応している不用品回収業者であれば、部屋をキレイに片付けた上で不用品も回収してくれます。
一気に部屋を片付けたいのであれば、プロを頼るのがおすすめです。
ゴミ屋敷がキレイになれば精神的にも楽になり、その後のサポートもしやすくなるでしょう。
清潔な部屋を維持できるようにサポートする
プロの介入によってゴミ屋敷をキレイに片付けた後は、清潔な部屋を維持できるようにサポートを行いましょう。
定期的に通いながら様子を見たり、ゴミ出しの連絡をしたりします。
せっかくゴミ屋敷をキレイに片付けても、サポートをしなければ汚い部屋に戻ってしまいます。
綺麗な部屋を保つためには、周囲や家族のサポートが欠かせません。
高齢者のゴミ屋敷に対処する際の注意点
ここでは、高齢者のゴミ屋敷に対処する際の注意点を紹介します。
何でもやってあげるのは逆効果
高齢者宅がゴミ屋敷化している場合は、周囲のサポートが必要だと紹介しましたが、何でもやってあげるのは逆効果です。
一定のサポートを行い、自分でできる範囲のことはやってもらいましょう。
分別や片付けなど苦手としているところはサポートしながら、様子を見ていくことが大切です。
一度、ゴミ屋敷となった家はまたゴミ屋敷となってしまう可能性があります。
だからといって、今すぐにすべてを解決しようとせず、様子を見ながら長い目で付き合っていきましょう。
勝手に片付けると怒る場合もある
高齢者がゴミ捨てをしない、掃除をしないからといって勝手に片付けるのは危険です。
勝手に片付けて相手を怒らせてしまうと、今後一切介入させてもらえなくなる可能性があります。
誰にでも言い分や心理があるため、まずは話を聞いてあげることが大切です。
勝手に片付けるのではなく、許可を取ってから作業を進めましょう。
本人の希望を聞く
スムーズに解決するためには、本人の希望を聞くことが大切です。
「どんな風にサポートして欲しいか」や「何が苦手なのか」など、困っていることをしっかりと聞き出せれば、的確なサポートが行えるでしょう。
本人と話し合いがながら、意見をすり合わせて最適な解決法を探ってみてください。
本人も納得した上でサポートを行えば、スムーズに受け入れてもらえるはずです。
高齢者宅のゴミ屋敷片付けは「粗大ゴミ回収隊」へ
今回は、高齢者宅がゴミ屋敷化しやすい理由や原因、対処法などを紹介しました。
高齢者宅のゴミ屋敷に悩み、早急な片付けを希望している場合は粗大ゴミ回収隊への相談おすすめです。
粗大ゴミ回収隊ではゴミ屋敷片付けのほか、掃除のサポートや片付け代行なども行なっています。
幅広いサービスを展開しているため、それぞれの状況に合わせた内容を依頼ができるのが嬉しいポイントです。
見積もりや相談には一切費用がかからないので、気軽に問い合わせられます。
また、リユース・リサイクルを徹底することで費用を抑えており、リーズナブルな費用で依頼できるのも魅力です。
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