仏壇の処分方法と手順や費用!無料でできる?粗大ゴミに出していい?
この記事は約5分で読めます。
タンスや電化製品を処分するようにはいかない、仏壇の処分の基本のキをご説明します。
実家やおばあちゃんちにどっしりあった家族のよりどころ、心の支えのような仏壇を処分する日が来るとは考えたこともなかったけれど、今や、多くの人が仏壇の処分を考えなければならない事態に直面しています。普段、処分を考えたこともなかった仏壇ですから、その瞬間、戸惑うばかりだと思います。
この記事さえ読めば、仏壇の処分がわかります!
仏壇の処分を考えるのはどんな時?
自分が仏壇を処分する日が来るなんて、想像もしていなかったけれど、核家族化や日本の狭い住宅など、いろいろな事情で処分しなければならなくなった人も多いです。
実際にはどんな場面で仏壇を手放すことになるのかを知っておくことで、その時になってバタバタせずに済みます。
両親が亡くなり、仏壇を受け継いだとき
今まで仏壇のお世話をしてきた両親が亡くなって、仏壇を受け継いだ時、仏壇をどうするかが議題に上ります。
特に大きな仏壇だと、「都会では、無理」「家族の理解が得られない」「今のライフスタイルにそぐわない」などの理由で、処分を決断される方が多いです。
仏壇の処分と供養の気持ちは別問題なので、時代やライフスタイルに合わせた選択をすればいいと思います。
実家を売却 or 解体するとき
自分が生まれた時にはすでにあった仏壇ですが、時の流れとともに実家を売却、解体する時がきます。
存在感のある仏壇ですから、「どうすればいいのか」わからないことばかりですが、親類の方やお寺などに相談すれば、方向性が見えてくるはずです。
部外者の意見に左右されることなく、当事者の考えをしっかり持って対処すればいいでしょう。
仏壇をゆだねる跡継ぎがいない場合
親から引き継いだ仏壇ですが、自分の代以降、委ねる子どもがいない、子どもが他家に嫁いでいる、外国に暮らしているなどの場合、仏壇を処分せざるを得ません。
「墓じまい」を多くの人がするようになった現在、仏壇の処分も現実的な問題です。
ホコリまみれで放置するより、決断を先延ばしにせず、きちんと供養して処分する方がいいのでは・・と考えてみてはいかがですか?
引っ越し先が狭くて置けない
昔ながらの家の薄暗い仏間にこそ似合った仏壇を、大都会の明るい洋風の戸建て、タワーマンションには置けません。置けたとしても違和感が半端ないです。
仏壇を処分することや、小さいものに買い替えることは親不孝でも何でもなく、きちんと処分しようという気持ちはとても親孝行で先祖を思っています。新しい暮らしにあった仏壇や供養の仕方を考えればいいことだと思います。
仏壇の処分方法
仏壇の処分が決まったら、具体的にどのような方法で処分するかを決めなければなりません。処分にかかる費用はもちろん、あなたや家族の気持ちが納得できる方法を選ぶといいでしょう。拙速はNGです。みんなが納得できる方法を知恵を絞って考えましょう。
お寺に依頼する
仏壇の処分を決めたら、菩提寺(普段、月参りなどで来られる、おつきあいのあるお寺)にその旨を伝え、方法をお聞きするといいでしょう。
基本的な流れとしては、お寺に魂抜き(たまぬき)(宗派によって、御霊抜き、性根抜き、閉眼供養など呼び方が異なる)をしてもらいます。
魂抜き後、お寺がお焚き上げをする場合もありますが、魂抜きをした仏壇は、家具などと同様に処分できます。
仏壇店に依頼する
仏壇を購入した仏壇店がわかっていれば、そのお店に相談されてもいいでしょう。
基本的な処分の流れとしては、魂抜き→お焚き上げ(処分)というのは同じです。魂抜きなどは、お寺に外注される形になります。
大きくて重い仏壇などの運び出し、運搬もお願いできるところが多いです。
大手仏壇店(大野屋、はせがわなど)の仏壇供養(処分)サービスを利用する
全国展開する大手仏壇店の大野屋やはせがわなどでは、仏壇の処分を仏壇供養として、ワンストップで依頼することができます。
必ずしも、大野屋やはせがわで購入している必要はありません。
流れは、受付センターに電話の上、必要事項(仏壇のサイズ、持込or引取り、仏壇のみor仏像なども含む)を伝えます。追って、引き受け日時の連絡があり、料金を支払って仏壇を引き渡します。
お焚き上げに立ち会う必要もありません。
買取店やリサイクルショップに買い取ってもらう
中古の仏壇へのニーズは少ないです。
ただし、骨董的価値のある仏壇や、金仏壇、紫檀の仏壇などは仏壇としてでなく、高級仏壇に使われている金箔や木材を再利用している仏壇メーカー、仏壇店もあるようです。高級な仏壇ならば、問合せしてみるのもいいでしょう。
リサイクルショップで仏壇を買い取ってもらうのはなかなか難しいかもしれませんが、仏壇専門の買取店に連絡をされるのも一つの方法です。
自治体の粗大ゴミに出す
魂抜きをした仏壇は、一般的な粗大ゴミと同じなので、自治体の粗大ゴミに出すことも可能です。
ただ、自治体の粗大ゴミに出す場合、重い仏壇を運び出す必要があります。さらに、玄関前や集積場に仏壇を粗大ゴミとして出す場合、ご近所の目が気になるかもしれません。
魂抜きの有無やご近所の目などは、ご本人がどう感じるかが問題なだけなので、必ずしも魂抜きを絶対しなければならないということではありません。
ただ、日本人の感覚として、魂抜きをする方が多いのが実情です。
不用品回収業者に依頼する
魂抜きをした仏壇は、不用品回収業者に処分を依頼することができます。
不用品回収業者の場合、運び出しをお任せできます。さらに、近隣の好奇の目が気になるようなら、深夜・早朝の回収も可能です。
「粗大ゴミ回収隊」ならば、魂抜きから承ることができますが、多くの不用品回収業者の場合、魂抜きを済ませた仏壇を処分してもらえます。魂抜きがまだなら、外注される場合が多いです。
【関連記事】不用品回収業者の見積もり方法をさらにお知りになりたい方はこちらの記事もどうぞ!
仏壇処分の費用相場
仏壇とはいえ、処分には費用がかかります。どのぐらいの費用がかかるかは、最も気になる点です。それぞれの処分方法別の費用相場を表にまとめました。
処分方法 | 費用相場 |
---|---|
お寺に依頼する | 10,000~50,000円(お布施として) |
仏壇店に依頼する | 10,000~30,000円 5,000~10,000円(仏具など) |
大手仏壇店に依頼する | 50,000~150,000円 |
買取店に買取を依頼する | 0円 |
自治体の粗大ゴミとして出す | 数百~数千円 |
不用品回収業者に依頼する | 10,000~20,000円 |
※ 上記の料金相場には、魂抜きやお焚き上げなどが含まれていない場合が多いです。依頼する前に、魂抜きやお焚き上げの代金はどうなるかは要確認です。
仏壇処分時の注意点
仏壇を処分する場合、魂抜きをすれば一般的な粗大ゴミと同じとはいえ、家族や親類の人の思いなどがあります。後から後悔しないため、揉めないための注意点をまとめました。
家族や親族との相談や同意を得る
その家族にとって仏壇を処分するのは一大事です。自分だけ、自分の家族だけで決めると、兄弟や親せきなどから、とやかく言われる可能性があります。
もちろん、周りの人たちの言いなりになる必要はありませんが、声もかけずに処分してしまうのは問題です。
相談という形を取りながら、こちらのしたいように持って行くという大人の賢さが必要です。
みんなも悪気があって、やいやい言っているのではなく、仏壇処分という初めてのことをするので、「バチが当たらないか?」「周りになにか言われないか」と心配されているだけです。心を尽くして話し合えば、分かり合えるはずです。
菩提寺に処分ついて相談する
今まで、お葬式や月参りなどでお世話になっている菩提寺ですから、声もかけずに仏壇を処分してしまうのは、やはり心証が悪いです。
その土地にずっと住み続けるならなおさら、たとえ住まないとしても、大人のたしなみとして最低限の礼儀を尽くすべきでしょう。
仏壇の中に大事なものが入っている可能性があるから要注意
特に大型の仏壇には、隠し引き出しのようなものがあります。昔の人は仏壇の中に大切な物、重要な物を入れてました。
入れていたことを本人自身が忘れてしまっている場合から、伝える前に亡くなってしまった場合など、いろいろなことが考えられますので、処分前には中を隈なく点検しましょう。
もちろん、どの処分方法でも見つかったら教えてもらえるかもしれませんが、見逃したままになる危険性もありますから、ご注意ください。
大きな仏壇では搬出に重機が必要になることも
仏壇の重さは、大きさや使われている材質などによっても異なります。一般的な20号・3尺サイズの仏壇は50~60キロ程度です。
戸建ての狭い階段やエレベーターがない集合住宅から大きな仏壇を下すのは至難の業です。場合によっては、重機が必要になる場合もあります。その場合は、別途重機の費用がかかります。
事前に十分相談し、見積りをもらいましょう。
仏壇を処分する時の疑問点
仏壇を処分するのは、だれにとってもあまり経験できるものではありません。だからこそ、わからないことばかりです。
位牌や本尊、仏具はどうする?
仏壇を処分する時、仏壇の中にある位牌や本尊、仏具の処分をどうするかが心配です。仏壇を処分しても、位牌だけは残しておきたい場合は、お寺や霊園に預けて永代供養をしてもらう方法があります。
そうでない場合は、仏壇と一緒にお焚き上げをしてもらえます。料金は別途発生する場合もあります。仏具も同様です。
仏像も魂抜きをすれば、他の不用品と同じように処分できます。ただ、金属製や石製などの場合は、分別する必要があります。
仏具店、不用品回収業者などに依頼する場合は、魂抜きさえ済んでいれば、一緒に処分できます。
魂抜きは必要?
仏壇を処分する方法と検索すると、「魂抜きをしてから処分しましょう」とほとんどのサイトで書かれています。日本人の特性、心情からすれば、むべなるかな・・・と思います。
とはいえ、魂抜きをしなければ処分できない、バチが当たるなどということはありません。
あくまでも処分する人の気持ちの問題です。ご自身だけでなく、ご家族といろいろ話し合われるといいでしょう。
【関連記事】 評判の良い不用品回収業者について、さらにお知りになりたい方はこちらの記事もどうぞ!
仏壇の処分なら、粗大ゴミ回収隊にまかせて安心!
仏壇の処分方法についてご説明しました。慣れないことで戸惑うことも多いと思いますが、不用品回収業者におまかせすると、便利です。なかでも、「粗大ゴミ回収隊」をおすすめします。
粗大ゴミ回収隊は、なんでも格安回収業者として、愛知・岐阜・三重で信頼を得ている業者です。不用品・粗大ゴミ回収の他、遺品整理なども行っています。
粗大ゴミ回収隊では、お客様が魂抜きまでされた仏壇につきましたは、通常の不用品回収と同じようにさせていただきます。まだ、魂抜きが済んでおられない場合は、外注で魂抜きを承ることもできます。
いずれの場合も熟練スタッフが心を込めて、お客様の心情に寄り添って処分させていただきますから、ご安心ください。
粗大ゴミ回収隊は、出張見積もり0円です。お気軽にご相談ください。お客様の疑問に真摯に応えさせていただきます。
不用品回収・ゴミ屋敷の清掃などなんでもお任せください!
業界最安値の料金プラン9,800円~
相談・出張お見積り
完全無料!
365日24時間対応ですので、どうぞお気軽にご相談ください!
軽トラック
のせ放題間取りの目安:1R~1K
9,800円(税込)
1.5tトラック
のせ放題間取りの目安:1K~1LDK
39,800円(税込)
2tトラック
のせ放題間取りの目安:1LDK~2LDK
59,800円(税込)
4tトラック
のせ放題間取りの目安:3LDK~戸建て
80,000円(税込)
※軽トラック~1.5tトラックなど、間の料金にも柔軟に対応いたしますので、スタッフまでお気軽にお申し付けください。
※スタッフに「引っ越し割引希望」とお伝えください!
※スタッフに「WEB割引希望」とお伝えください!