
産業廃棄物のがれき類の処分方法3選|撤去費用の相場と安く抑えるコツ
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産業廃棄物に分類される、がれき類の処分方法を解説します。事業活動で排出されたがれき類は、自治体で処分できません。産業廃棄物処分業許可証を取得している業者へ依頼を行いましょう。
がれき類の処分を安く抑えるコツは、家財の撤去や家屋の解体をまとめて依頼することです。粗大ゴミ回収隊では、不用品の回収をはじめ、解体やがれきの処分にも対応できます。がれきの処分費用でお困りの際は、ぜひご相談ください。
目次
産業廃棄物のがれき類の処分方法3選
がれき類の処分方法を誤ると、不法投棄と見なされる恐れもあるため、正しい処分方法の把握が重要です。各方法の特徴と注意点を具体的に解説します。
自治体で処分する
産業廃棄物に該当するがれき類は、自治体では収集や処理の対象外です。しかし、個人的なDIYなどで発生したがれき類については、一般廃棄物に該当するため、自治体で処分できる場合があります。
各自治体のがれき類の回収について、一部ご紹介します。
都市名 | 分別区分 | 条件 |
愛知県一宮市 | 戸別収集 | 50kgごとに800円 1回100kgまで |
岐阜県岐阜市 | コンクリート製品等の戸別収集 | 10kgごとに210円 1回200kg、1個あたり80kgまで |
三重県鈴鹿市 | その他 | 不燃物リサイクルセンターへ直接持ち込み 40cm角くらいにして一輪車一杯程度まで |
家屋解体に伴って発生したがれきは自治体で回収できない場合があるため、事前に窓口などで確認を行ってください。
東海地域には里山や河川、農地など不法投棄が目立ちにくい環境が多いため、個人による廃棄物の不法投棄事案が後を絶ちません。「自分だけならバレない」「一度きりだから問題ない」という軽率な判断が犯罪を引き起こしています。
不法投棄の罰則はかなり厳しく、個人や法人を問わず「知らなかった」が通用しません。がれき類の処分方法に悩んだ際は、専門業者への相談がおすすめです。
処分場へ持ち込む
許可を受けた産業廃棄物処理業者の処分場へ直接持ち込むことで、がれき類を適切に処分できます。ただし、個人では持ち込みできません。処理場は個人事業主や法人として活動している事業者が利用可能な施設です。がれき類を処理場へ持ち込む手順は、以下になります。
- 産業廃棄物収集運搬業の許可を取得する
- がれき類を受け入れ可能な処分場を探す
- 処分場に連絡し予約する
- マニフェスト(産業廃棄物管理票)を準備する
- 指定日に現地へ搬入し書類を提出する
- 処理費用を支払いマニフェスト控えを受け取る
少量のがれき類のために産業廃棄物収集運搬業の許可を得ることは現実的ではないため、専門業者への依頼を検討しましょう。
また、がれき類が事業活動以外で発生した場合は、自治体の処理場で処分できる場合があります。たとえば、三重県津市では、エコ・ステーションや津市リサイクルセンターに自己搬入が可能です。ただし、1日に一度のみ、土のう袋2袋(20kg以下)までなど、制限が設けられています。スムーズに処分を進めるために、事前に窓口で確認を行ってください。
不用品回収業者へ依頼する
がれき類の処分に困った場合は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。プロに依頼することで、運搬から処分までまとめて対応してくれるため、手間を省けます。産業廃棄物や一般廃棄物など、種類を問わず回収してもらえます。もちろん事業活動で出たゴミも回収が可能です。
不用品が多量にある場合は、不用品回収業者の積載プランを活用することでお得に処分できます。トラックの積載量に合わせて料金を選べるため、処分費用を抑えられます。不用品回収業者が提供している積載プランの相場は、以下のとおりです。
プラン名 | 目安の間取り | 料金相場 (平車、箱車などトラックによる) |
軽トラック積載プラン | 1R~1DK | 1,3000~30,000円 |
1.5tトラック積載プラン | 1K~1LDK | 40,000~50,000円 |
2tトラック積載プラン | 1LDK~2LDK | 60,000~80,000円 |
4tトラック積載プラン | 3LDK~戸建て | 80,000円~要見積もり |
業者選びのポイントとして、不用品回収業者が産業廃棄物収集運搬の許可を取得しているかが重要です。無許可の業者に依頼してしまうと、不法投棄などのトラブルに巻き込まれるリスクがあります。
粗大ゴミ回収隊では、産業廃棄物収集運搬業の許可も取得しているため、安心してお任せください。処分に困る大型家具や家電などもまとめて回収します。家屋の解体料金は、建物の構造や延床面積、追加費用の有無によって大きく変動します。まずは無料の出張見積もりやご相談をご利用ください。
解体後の撤去費用の相場
がれき類は、以下の5つに分類されます。
- 砕石(さいせき)
- アスファルトガラ
- コンクリートガラ
- 瓦(かわら)
- タイル
がれき類は家屋の解体で大量に発生し、個人で処分することは困難です。各がれき類の処分費用と木造1戸建ての解体で出たがれきの撤去費用について解説します。
がれき類の処分費用
がれき類の処分費用は、以下のとおりです。
がれき類の分類 | 特徴 | 処分費用 |
砕石 | 道路や基礎工事の下地材として使われる | 3,000〜10,000円/m³ |
アスファルトガラ | 道路舗装や駐車場などに使われる黒色の混合材 | 3,000〜15,000円/m³ |
コンクリートガラ | 構造物や基礎部分に使われる | 5,000〜20,000円/m³ |
瓦 | 屋根材として使われる粘土製やセメント製のもの | 6,000〜20,000円/m³ |
タイル | 壁や床に貼られていたセラミック製・磁器製のもの | 7,000円〜22,000円/m³ |
がれき類の多くはリサイクルが可能です。再生資源としての受け入れが可能な場合は費用が安くなります。ただし、土やゴミなどの混入物が多いと割増料金になる場合があります。
また、瓦は重いので重量で見積もられることが多く、相場は5,000〜15,000円/tです。色付き瓦は再生利用しづらいためコストが上がる場合があります。セラミックタイルやモザイクタイルは処理難易度が高いため費用が割高です。
がれき類の処分では、処分費用のほかに運搬料や代行手数料などが加算されます。複数社から見積りを取り、適切な料金か見定めることが大切です。
木造1戸建て解体で出たがれきの撤去費用
がれきの量や処分費用は、建物の構造や建てられた時期によって大きく異なります。古家の場合、コンクリ基礎が厚く、瓦も重いため、割高になる傾向が強いです。
たとえば、標準的な木造1戸建て(30坪)の場合、がれき類の量は 8〜12m³ほどで、撤去費用は10万〜20万円に収まることが多いです。
一方で、同じ木造1戸建て(30坪)でも古家の場合は、がれき類の量は15〜20m³に増え、撤去費用も18万〜30万円に増加します。また、駐車場がある場合は、2〜3m³のがれきが発生し、2万〜5万円の追加費用が必要です。
家屋の解体では、解体費用の他に、外構や庭石、家財の処分費用などが必要になります。解体後のがれき撤去だけでも20万円前後かかってしまいます。しかし、不用品の回収も解体もまとめて依頼できる粗大ゴミ回収隊なら、費用が抑えられてお得です。
一軒家(戸建て)の解体費用相場について、以下の記事で詳しく解説しています。
がれき類の処分を安く抑えるコツ
がれき類の処分を安く抑えるコツをご紹介します。
分別を徹底する
がれき類を処分する際、分別を徹底することでコストの大幅な削減が可能です。異物が混在していると、処理費用が2倍以上に高くなる場合があります。
瓦と木くずが混ざった状態で処分場に持ち込むと、処理工程が複雑になり、単価が跳ね上がってしまいます。コンクリートガラやタイルごとに、適切に分類することで再資源化が容易になるため、受け入れ単価を安く抑えられて経済的です。
処分場へ持ち込む
がれき類の処分費用を抑えるために、自ら処分場に持ち込むことが効果的です。持ち込むことで、処分費用を半分以下に抑えられる場合があります。ただし、がれき類が少量なことや、トラックなど持ち込み手段がある場合に限ります。
また、個人で持ち込める一般廃棄物であることが大前提です。産業廃棄物の場合は、許可を得た専門業者に委託しましょう。
リサイクルを行う業者を選ぶ
リサイクルを行う業者を選ぶことで、処分費用を抑えられます。リサイクル可能な廃棄物は「資源」として再利用されるため、リサイクル目的で引き取る業者は処分費用を低く設定しています。
たとえば、コンクリートガラやアスファルトガラは、再生砕石や舗装材としてリサイクル可能です。廃タイルを利用して、新しいタイルに再生する方法も確立されています。
リサイクルは環境負荷の軽減にもつながるため、リサイクルを行う業者を選ぶことで、コスト削減と社会的責任の両立ができます。
複数の業者から見積もりを取る
がれき類の処分費用は、業者によって大きく異なるため、複数の業者から見積もりを取ることが大切です。複数の見積もりを比較することで相場が把握しやすくなり、納得して処分を依頼できます。
同じがれき類でも、材質や量、回収方法によって料金が変動するため、最低でも2〜3社から見積もりを取ることをおすすめします。
まとめて依頼できる業者を選ぶ
処分費用を抑える最適な方法は、まとめて依頼できる業者を選ぶことです。複数の業者に依頼すると、回収費用や代行費用、書類発行費用などが重複して発生してしまいます。ワンストップ対応ができる業者を選ぶことで、時間も費用も節約が可能です。
二重三重に発生する費用をまとめることで、がれき類の処分費用だけでなく、すべての費用を削減できます。
家屋の解体する際、家具を残したままだと余計な費用が発生する可能性が高いです。こちらの記事では、不用品の回収もできる解体業者に依頼すべき理由を解説しています。
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