神棚の処分方法は？ゴミとして捨ててもOK？費用相場も紹介

本記事では、神棚を処分する際の正しい方法や、それにかかる費用について詳しく解説します。

神聖な神棚を捨てることへの抵抗感や、罰が当たるのではないかという懸念がある方はもちろん、神棚の処分に対して、不安や戸惑いを感じている方はぜひ、ご一読ください。

神棚は適切な方法で簡単に処分することが可能です。

また、処分する際に注意すべき点や、処分するタイミングにも触れていきます。ぜひ参考にしてください。

神棚を処分する方法と費用相場を紹介

神棚を処分する方法を5つご紹介します。併せてどのくらいの費用がかかるのかもチェックしましょう。

神社に持ち込む場合

神棚を処分する際は、まず神社で御魂抜きの儀式を行います。これは神様の御霊を神棚から離す大切な過程です。

その後、お焚き上げという方法で神棚を焼却処分します。

この一連の処理にかかる料金は、初穂料や玉串料として5,000円から30,000円程度が目安となりますが、神棚のサイズによって変動します。各金額は神社に問い合わせると良いでしょう。

付属品の処分も各神社の方針により異なるため、こちらも事前に問い合わせが必要です。

一方で都市部においては、環境問題への意識の高まりから、お焚き上げを控える傾向も見られます。

また、お正月のどんど焼きの際に神棚の処分を受け付けている神社もあります。

ただし、神棚の処分方法は地域や神社によって異なる可能性があるため、最寄りの神社（氏神神社）に相談し、最適な方法を選択することが望ましいでしょう。

神社の納札所に納める

神棚を処分する方法として、神社の納札所に納める選択肢が挙げられます。

料金は神社によって異なりますが、1,000円程度からとなっており、賽銭箱に納めるのが一般的です。

ただし、中には大きさや材質に制限を設けている神社もあります。

神棚の受け入れ可否や条件は神社ごとに方針が異なるため、事前に必ず問い合わせることが重要です。

自治体のゴミとして処分する場合

神棚を自治体のゴミとして処分する方法があります。

御魂抜きを済ませた木製の神棚は、基本的に可燃ごみとして処理できます。

ただし、サイズによって扱いが異なり、30cmを超える大型の神棚は粗大ゴミとして扱われます。

そのため、処分する際は自治体の規定に従って適切な方法で廃棄することが重要です。

粗大ごみの場合は、自治体の粗大ごみ回収サービスを利用する必要があり、事前の申請や予約が必要となります。

処分にかかる費用は自治体によって異なりますが、無料から2,000円程度の範囲内が一般的です。

ただし、この方法は経済的で手軽ですが、神棚への敬意を払いたい方には適さないかもしれません。

また、近隣の目を気にする方は、神棚を紙で包むなどの配慮をする必要性も出てきます。

神棚の専門業者に処分してもらう

神棚処分の選択肢として、神棚専門業者への依頼があります。

神棚の専門業者は神棚や仏壇に特化したサービスを提供しますが、他の不用品は扱いません。

近隣に適切な神社がない場合や、自身で持ち込みが困難なときに有効です。

ただし、専門性の高さゆえに料金は比較的高額となり、20,000円から60,000円程度で、別途配送料が発生する可能性があります。

また、神棚処分の専門業者は限られているため、地域によってはサービスを利用できないこともあります。

そのため、この選択肢は他の方法が適用できない場合の最終手段として考えるべきでしょう。

神棚を丁重に扱いたい方には適していますが、コストと利便性のバランスを慎重に検討する必要があります。

粗大ゴミ回収業者に依頼する場合

神棚の処分方法として、不用品回収業者への依頼も有効な選択肢です。

特に遺品整理サービスを提供している業者や、遺品整理士が在籍する業者を選ぶことで、より丁寧で適切な対応が期待できます。

これらの専門家は、神棚の処分に関する知識や経験を持ち、宗教的な配慮も含めたアドバイスを提供してくれるでしょう。

また、他の不用品と同時に処分できるため、全体的なコストを抑えられることがあります。

粗大ゴミ回収業者の費用相場は下記のとおりです。

ただし、業者選びは慎重に行う必要があり、評判や実績を確認することが重要です。

料金体系や処分方法について事前に詳しく確認し、自身のニーズと予算に合った業者を選びましょう。

下記では口コミ評価が高いおすすめの業者を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

口コミ評価が高い粗大ゴミ回収業者のおすすめ5選！依頼するメリットを解説

神棚以外の処分にかかる費用

神棚以外の神具に関してもきちんとした方法で処分することが大切です。ここではお札、お守り、神鏡、陶器類の処分方法と費用相場をご紹介します。

お札・お守り

お札とお守りの処分は単なる物の廃棄ではなく、神聖なものへの敬意を示す行為として捉えられています。

そのため、丁寧な対応を心がけることが大切です。

お札とお守りの処分は、各神社の納札所や社務所に持ち込むのが一般的です。

感謝の気持ちを込めて100円以上を置くようにしましょう。

なお、お札やお守りは、授かった元の神社に返納することが最も望ましいとされています。

しかし、遠方に住んでいるなどの事情がある場合は、近隣の神社に預けることも問題ありません。

神社によっては、参拝者の利便性を考慮して郵送による返納も受け付けているところがあります。

神鏡・陶器類

神社や納札所、どんと焼きでの処分は基本的に可燃物に限られますが、神鏡は例外的に受け入れる神社もあります。

もし受け入れ不可の場合、木製部分は神社でお焚き上げしてもらい、鏡部分は塩で清めて白い紙に包み不燃ごみとして処分するのが適切です。

陶器類も同様に神社に持ち込める場合があります。祈祷後に一般廃棄物として処理されるのが一般的です。

神鏡も陶器類も不燃物のため、お焚き上げはできません。

処分料金は、ダンボール一箱で2,000円から30,000円程度です。

自己処分の場合は、塩を振って不燃ごみに出しましょう。

陶器類は物を入れる器なので、お札や神鏡ほど厳密に扱う必要はありません。

神棚を処分する際の注意点

神棚を処分する前に、3つの注意点を確認しておきましょう。

神棚をお祓い（魂抜き）したか

神棚を処分する際の「魂抜き」は、神や先祖への敬意を示す行為として非常に重要な儀式です。

この儀式は、神棚に祀られた神や先祖の魂を鎮め、抜き取る手段です。

お祓いを通じて神棚から魂を分離することで、神棚は空の状態となり安心して処分できます。

さらに、神聖な神棚を粗末に扱うことへの不安や罪悪感を軽減し、心理的な安心感をもたらすでしょう。

また、神棚の処分時に魂抜きを行わないと、親族間でトラブルが発生する可能性があります。

すべての関係者が納得し、気持ちよく処分を進めるためには魂抜きの儀式を行うことが賢明です。

感謝を込めて掃除をする

神棚を処分する際は、長年にわたり家族を見守ってくれた感謝の気持ちを込めて、丁寧に掃除することが大切です。

ホコリをかぶったままの状態で手放すのは、敬意を欠く行為とされています。

以下の手順で掃除を行いましょう。

• 処分の前は、まず手と口を水で清めて身を清浄にする
• 神棚に向かって礼をして感謝の意を表する
• 神棚や榊、お札などを丁寧に机の上に置く（床に置くと神様を見下ろすことになるため）
• 清潔なタオルで神棚を丁寧に乾拭きする

この一連の作業を通じて、神棚への敬意を表すとともに、長年の感謝の気持ちを込められます。

丁寧な対応は、神棚を通じて家族の絆や伝統を大切にしてきた思いを再確認する機会にもなるでしょう。

塩を振って処分する

塩は神道において邪気を払う神聖なものとされ、仏教でも清めの役割を持ちます。

この習慣は単なる形式ではなく、長年家族を見守ってきた神棚への敬意を表す行為でもあります。

塩を使用することで、神棚を手放す際の心理的抵抗を和らげ、安心して処分できるでしょう。

また、この行為は神棚との別れを儀式化し、感謝の気持ちを表現できます。

神棚を処分するタイミングはいつ？

神棚の取り替えは、家庭生活の大きな節目に合わせて行われることが多く、自宅の引越しや建て替え、リフォームなどがその代表的なタイミングです。

新築や改築の際に神棚を新調することは、人間の住まいと同様に神様のお住まいも新しくするという考えに基づいています。

また、毎年のお正月前に神棚を新しくする家庭もあれば、伊勢神宮の式年遷宮に合わせて20年に一度を目安に取り替える方もいます。

神棚の更新は単なる物の交換ではなく、家の発展や事業の成功を祈る機会としても捉えられ、前の神棚よりも一回り大きい神棚を選ぶ傾向にあるようです。

これらの習慣は、日本の伝統的な信仰心と現代の生活様式が融合した形で継承されています。

神棚の処分は粗大ゴミ回収隊へ！

神棚の処分方法は「神社に持ち込む」「納札所に納める」「自治体のゴミとして処分する」など、いくつかの選択肢があります。

しかし、粗大ゴミ回収業者に依頼することが、最適な解決策となります。

神棚を迅速かつ容易に処分したい方には、「粗大ゴミ回収隊」がおすすめです。

特に、軽トラック相当の不用品を積み込める、軽トラック積載プランは、わずか9,800円という格安価格で利用できます。

このプランには作業費、出張費、梱包費、そして2階までの階段料金がすべて含まれており、追加費用の心配がありません。

さらに、曜日や時間帯を指定できるため、忙しいスケジュールの中でも都合の良いタイミングで処分作業を依頼できます。

専門家による丁寧な対応と、宗教的配慮を含めた適切な処理方法により、神棚の処分に関する不安や負担を大幅に軽減できます。

手間と時間を省きつつ、敬意を持って神棚を処分したい方にとって、粗大ゴミ回収隊のサービスは理想的な選択肢となるでしょう。

神棚の処分にお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。