
車庫の解体費用相場はいくら?地下の場合の解体費用も解説
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使用しなくなった車庫の解体費用相場についてご紹介します。車庫の解体費用は、1台分のスペースなら1.5~8万円程度で、構造や材質、立地条件などによって変動します。掘り込み車庫の場合、解体工事に加え、コンクリートの撤去費用が追加されるため、高額になりがちです。
構造別の解体費用相場と、費用を安く抑えるコツを詳しく解説するので、自分のガレージに近い事例を確認しながら、予算を立てる参考にしてください。
目次
車庫の解体費用相場はいくら?
車庫の解体にかかる費用の相場を、5つの解体業者の平均値から算出しました。 費用の目安を知って、解体業者選びにお役立てください。
構造別の車庫の解体費用相場
車庫は構造や面積、付帯工事によって解体費用に大きな差が発生します。構造別の車庫の解体費用相場は、以下のとおりです。
※ 車庫の面積は国土交通省の駐車場設計・施工指針に従い「長さ6.0メートル×幅員2.5メートル」に設定し、付帯工事はないものとしています。
構造 | 坪単価 | 1台分 | 2台分 |
木造 | 1.5万~2万円 | 7万~9万円 | 14万~18万円 |
鉄骨造 | 2万~6万円 | 9万~27万円 | 18万~54万円 |
RC造 | 6万~8万円 | 36万~54万円 | 72万~108万円 |
車庫の構造によって費用に差が出る理由は、使用されている素材の重量や強度、解体の難易度が異なるためです。たとえば、木造の車庫は比較的軽量なため、重機を使わず人力での解体も可能なので、費用は安くなります。
一方、鉄骨造やRC造の車庫は、コンクリートの斫り(はつり)や鉄材の切断といった専門的な作業が必要で、高額になる傾向があります。
※ 斫りとは、コンクリートや石材などの硬い建材を削ったり、壊したりする作業のことです。
たとえば、地下車庫やRC造の車庫を解体する際には、壁や床を専用の工具を使って、少しずつ削りながら壊す必要があります。
コンクリートを使用した車庫は上部な反面、解体では重機や人件費がかさみ、がれきや金属の撤去費用も増えるため、全体的な費用の増加は避けられません。
事前に自分の車庫の構造を正しく把握し、相場を知っておくことで、解体工事の予算が立てやすくなります。がれき類の処分方法について、こちらの記事で詳しく解説しています。
地下車庫の場合
地下車庫の解体には、一般的なガレージよりも高額な費用がかかる傾向があります。地下車庫の解体費用相場は、以下のとおりです。
種類 | 坪単価 | 1台分 | 2台分 |
地下車庫 掘り込み車庫 | 8万~12万円 | 36万~54万円 | 72万~108万円 |
解体工事が高額になる理由は、上部建物の支持や土留め、排水処理など複雑な工程を伴うからです。たとえば、地下に作られた鉄筋コンクリート造の車庫を撤去するには、周囲の地盤を崩さないよう慎重に作業を進めなければなりません。
また、土砂の搬出や周辺道路の養生作業など、通常よりも多くの作業員と時間が必要になります。掘り込み車庫も、コンクリートに囲まれているため、地下車庫と同様の工程で進められるため、解体費用の相場観は同じです。
地下車庫の解体では、事前に見積もりを取り、土工事費や地下構造物撤去費に注目して確認しましょう。
カスケードガレージの場合
カスケードガレージとは、スチール製の簡単に設置できる組み立て式の車庫で、丸みを帯びた屋根と頑丈で雪に強いことが特徴です。カスケードガレージの解体費用相場は、以下になります。
種類 | 坪単価 | 1台分 | 2台分 |
カスケードガレージ | – | 15万~30万円 | 20万~35万円 |
カスケードガレージは、設置方法によって解体費用が異なります。たとえば、コンクリート基礎にアンカーで固定されている場合は、解体に重機や専用工具が必要になるため、解体費用は高額です。一方で、基礎が浅く、ボルト固定のみであれば、短時間に解体でき、費用も抑えられます。
カスケードガレージの解体は簡単そうに見えて、屋根材や補強フレームがしっかりしているため、DIYでの解体は難しいので、プロへの相談をおすすめします。
簡易車庫の場合
カーポートやパイプ車庫、テント車庫などの解体費用は、他の車庫に比べて安価で行えます。簡易車庫の解体費用は、以下のとおりです。
種類 | 坪単価 | 1台分 | 2台分 |
カーポート パイプ・テント車庫 | 2万~8万円 | 9万~36万円 | 18万~72万円 |
簡易車庫は、構造が軽量で、解体作業に特殊な機械や専門技術が不要なため、費用が安いことが多くあります。たとえば、スチールパイプを骨組みにしたテント車庫であれば、2〜3時間の作業で撤去が完了し、撤去後の処分費用も抑えることが可能です。
ただし、金属パイプのサビや破損が激しい場合、切断や分別に手間がかかり、費用が上がることもあります。屋根と柱で構成されたカーポートの場合は、支柱の切断や斫り作業が必要になるため、簡易車庫の中でも解体費用は高額です。
簡易車庫の解体を依頼する際は、撤去後に整地まで行うかを事前に検討し、余分な費用がかからないようにしましょう。
車庫解体費用を安く抑えるコツ
解体費用はちょっとした工夫や準備次第で、数万円単位の差が出る場合があります。ここでは、解体を検討する際に誰でも実践できる、車庫解体費用を安く抑えるコツをご紹介します。
複数社から見積もりを取る
解体費用を抑えるために、複数の業者から見積もりを取ることが基本です。解体費用は業者によって、料金設定や作業内容に差があるため、1社だけに依頼すると相場より高くなるリスクがあります。見積りを比較することで相場感を把握し、価格交渉がしやすくなります。
また、業者によっては廃材処分や整地費用が別途加算される場合もあり、見積書の内訳を比較することで不透明な費用を避けることが可能です。
最低でも3社から相見積もりを取ることをおすすめします。見積もりを比較する際は、費用の内訳と追加費用の条件、工期などを確認することで、コストパフォーマンスの高い業者を選べるでしょう。
最適な時期を選ぶ
解体工事は、時期を選ぶと費用を抑えられる場合があります。解体費用が変動する時期は、以下のとおりです。
- 安くなる時期:6〜9月、12~1月の閑散期
- 高くなる時期:2〜3月の年度末
解体業界の閑散期に解体工事を依頼することで、費用を抑えることが可能です。解体業者のブログなどでは、閑散期に依頼することで数万円のコストダウンが可能になる事例も紹介されているので、スケジュールに余裕があるなら、費用が高くなる時期を避けて依頼してみましょう。
不用品・残置物は事前に処分しておく
車庫解体費用を節約するためには、事前に不用品や残置物を自分で処分しておくことが有効です。解体業者にすべて任せると、撤去費用とは別に処分料や仲介手数料が加算されるため、全体の費用が高くなりがちです。
たとえば、車庫に放置してあるタイヤや工具、棚などをそのままにしておくと、1点ごとに処分料が発生し、追加で請求されてしまいます。不用品の処分費は、解体費用全体の2〜3割を占めることもあるので、自分で分別・処分しておくことが安く抑えるために効果的です。
ただし、タイヤやバッテリー、廃油などは、自治体では処理困難物に分類され、回収できない場合が多く、専門業者へ依頼しなければなりません。手間なく不用品や残置物を処分するなら、不用品回収業者がおすすめです。分別や持ち出しの必要はなく、すべてまとめて回収してもらえます。
また、不用品が複数ある場合は、お得に処分が可能なトラック積載プランを活用しましょう。不用品の量に合わせてプラン設計されているため、料金体系が明瞭で、予算に応じた最適なプランを選びやすいのが特徴です。トラック積載プランの料金相場は、以下になります。
プラン名 | 家具・家電 | 目安の間取り | 料金相場 (平車、箱車などトラックによる) |
軽トラック積載プラン | ~10個 | 1R~1DK | 1,3000~30,000円 |
1.5tトラック積載プラン | ~20個 | 1K~1LDK | 40,000~50,000円 |
2tトラック積載プラン | ~30個 | 1LDK~2LDK | 60,000~80,000円 |
4tトラック積載プラン | ~50個 | 3LDK~戸建て | 80,000円~要見積もり |
多くの不用品回収業者が、回収日時の希望に柔軟に対応しているので、解体工事の予定に合わせて処分が可能です。トラック積載プランについて、こちらの記事で詳しく解説しています。
運転免許返納と自家用車離れ
現在、愛知県では、高齢者の運転免許返納と若者の自家用車離れが進んでいることが明らかになっています。あいち交通ビジョン(2022~2026)によると、1998年から運転免許の自主返納制度が始まり、高齢者を中心に自主返納の件数は年々増化中です。
一方で、新たに運転免許を取得する人口は減少しているため、自家用車を所有しない人が増加し、公共交通や新たなモビリティサービスへの関心が高まっています。
時代の変化に伴って、空いたままの車庫が増加しているため、今後も使用する予定がない場合は、思い切って解体し、家庭菜園や趣味の場に転用するなど、住まいの環境を見直してみてはいかがでしょうか。
参考サイト:あいち交通ビジョン(2022~2026)
車庫の解体も粗大ゴミ回収隊にお任せください

使用しなくなった車庫の解体も「粗大ゴミ回収隊」にお任せください。不用品の回収から車庫の解体まで、丸ごと対応します。ガレージに大きなスピーカーを置いてスタジオにしていても、さまざまなものを詰め込む収納スペースにしていても、すべて回収が可能です。
もし、ガレージに不用な車やバイクがあった場合、動かないものも問わず回収します。廃車手続きの代行も可能なので、平日に時間が取れない方も安心してご依頼ください。
粗大ゴミ回収隊は、愛知・岐阜・三重に完全対応しているため、最短25分で駆けつけます。24時間365日いつでも回収しますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。


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軽トラック
積載プラン間取りの目安:1R~1K
9,800円(税込)
1.5tトラック
積載プラン間取りの目安:1K~1LDK
39,800円(税込)
2tトラック
積載プラン間取りの目安:1LDK~2LDK
59,800円(税込)
4tトラック
積載プラン間取りの目安:3LDK~戸建て
80,000円(税込)
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