
遺品整理はいつから始める?時期の決め方と始める際の注意点を解説
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本記事では、遺品整理を始める適切な時期の決め方と、スムーズに進めるための注意点を解説します。遺品整理は、故人の所有物や財産などを整理する大切な作業です。遺品整理はいつ始めても問題ありません。
しかし、大切な人を失った直後は気持ちの整理がつかず、手をつけることが難しい場合があります。ご家族とゆっくり話し合い、焦らずに進めることが大切です。後悔のない整理を行うために、ぜひ参考にしてください。
目次
遺品整理を始める時期
遺品整理を始める時期を決める際、法的なリスクを知っておくことが重要です。手続きが遅れてしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。それぞれの申告期限とリスクは、以下のとおりです。
手続き内容 | 申告の期限 | リスク |
相続税の申告 | 死後10か月以内 | 延滞税や無申告加算税が課せられる |
相続放棄 | 死後3か月以内 | 借金などの負債を相続してしまう |
故人の遺産を相続する際、相続財産の総額が基礎控除額を超える場合、相続税の申告と納付が必要になります。基礎控除額は「3,000万円+600万円×相続できる人数」で算出されます。相続税の申告期限を過ぎてしまうと、延滞税や無申告加算税が発生するため注意が必要です。
もし、故人に多額の借金がある場合、家庭裁判所で「相続放棄」の手続きを取ることで負債を引き継がずに済みます。相続税と相続放棄の手続きは期限が定められているため、遺品整理の時期を決める際に考慮しなければいけません。思わぬトラブルを避けるために、故人の遺産を把握しておくことが重要になります。
遺品整理はいつ始めても良い
遺品整理は「いつ始めなければならない」という決まりはなく、遺族の気持ちや状況に合わせて進めることが大切です。遺品整理のタイミングは人それぞれ異なり、早く整理を進めたい人もいれば、時間をかけて向き合いたい人もいます。
多くの遺族は、四十九日法要が終わるころを目安に遺品整理を始めます。法要を一区切りと考え、気持ちが落ち着いたタイミングで整理を進めやすくなるためです。法要には多くの親族が集まるため、今後についても相談しやすく、スムーズに話し合いが行えます。
遺品整理は、故人と向き合う大切な時間です。自分や家族にとって最適なタイミングで進めることが、心の負担を減らし、後悔のない整理につながります。
遺品整理を早めに始めたほうがいい場合
遺品整理を始める時期について、状況によっては早めに対応したほうが良い場合があります。遺品整理が遅れるとトラブルにつながる可能性があるため、注意が必要です。具体的な理由と早めに取り組むべきポイントを解説します。
賃貸物件の退去期限が迫っている
故人が賃貸物件に住んでいた場合は、早めの遺品整理が必要です。賃貸契約は借主が死亡すると、相続人に相続されます。誰も住んでいなくても家賃が発生するため、契約の解除手続きを行わなければいけません。
賃貸物件の退去は、1~2か月前までに申告するように賃貸借契約書で定められていることが多いです。賃貸物件の契約中は家賃が発生し続けるため、早めに行動を起こすことが重要になります。
退去期限が迫り、遺品整理を業者に依頼する場合、見積りを取って比較することが大切です。こちらの記事では見積りの取り方と注意点、安く抑える方法ついて解説しています。
手続きに必要な書類が見つからない
相続などの各種手続きにはさまざまな書類が必要になるなため、早めに遺品整理を進めて探すことが重要です。各種手続きで必要になるものは、以下のとおりです。
- 死亡診断書
- 通帳
- 印鑑証明書
- 権利証
- 生命保険証書
- 年金関係の書類
書類を保管していた場所がかわからない場合、整理を後回しにすると、手続きの期限が過ぎてしまう可能性があります。特に、相続税の申告期限や相続放棄の期限を考えると、早めに探すことが大切です。
遺品が大量にある
遺品が大量にある場合は、心理的・物理的な負担が増えるため、早めに取り組むことをおすすめします。故人が長年暮らしていた家には、家具や衣類、書類などが大量に残されていることが多いです。放置してしまうと、片付ける気力がなくなり、手をつけるのがますます困難になります。
また、古い家では湿気や害虫が原因で、遺品が傷む可能性が高いです。遺品を放置した結果、家の中にカビや虫が発生し、貴重な写真や書類が損傷してしまうことがあります。早めに整理をすることで、大切なものをきれいな形で残せます。
遺品が大量にある場合は、優先的に整理すべきものを決め、少しずつでも進めることが重要です。家族だけで対応が難しい場合は、遺品整理業者や不用品回収業者への相談をおすすめします。
遺品整理を遅らせた方がいい場合
遺品整理は、遅らせた方が良い場合もあります。後悔やトラブルを避けるために、遅らせたほうがよい理由と適切な対応方法を解説します。
気持ちの整理がついていない
故人を失ったばかりで気持ちの整理がついていない場合、無理をせずに時間を置くことも大事です。大切な家族を失った直後は、悲しみや喪失感が強く、冷静な判断ができないことがあります。急いで遺品整理を進めてしまい、後から「残しておけばよかった」と後悔するケースも少なくありません。
心の準備が整うまで時間をかけることが、後悔のない遺品整理につながります。
相続トラブルのリスクがある
相続トラブルのリスクがある場合、遺品整理を遅らせ、しっかりと話し合うことが大切です。遺品整理を始める前に、相続人全員の合意を得る必要があります。合意なく進めると、トラブルにつながる恐れがあるため、慎重に進めましょう。
遺品の中には相続財産が含まれている場合があります。相続財産の例は、以下のとおりです。
- 宝石などの貴金属
- 不動産の権利書
- 骨董品
- 現金
話し合いが終わっていない段階で、相続人の一人が勝手に遺品整理を進めてしまうと、相続人同士の争いに発展する場合があります。誤って形見になるものを捨ててしまったり、重要書類の紛失してしまったりする場合もあるため、遺品整理は丁寧に進めなければいけません。
遺品整理を始める前に、相続人同士での話し合いが重要です。話し合いが進まない場合は、専門家に相談することでスムーズに遺品整理を行なえます。
遺品整理を始める際の注意点
遺品整理を始める際の注意点について解説します。
親族間で方針を決める
遺品整理を始める前に、親族間で方針を決めておくことが大切です。独断で進めると、後からトラブルになる可能性があります。故人の遺品には、思い入れのある品や価値のあるものが含まれていることが多いです。遺品の取扱いについて、親族間で意見が分かれることがあります。
誰が主導するのか、何を残し何を処分するのかを決めずに進めると、整理がスムーズに進みません。「勝手に捨てられた」といった感情的な対立が生まれる場合もあります。故人が愛用していたものの中には、形見として残しておきたいものがあるかもしれません。方針を決めることによって、円満に遺品整理を行なえます。
遺品整理を始める際は、以下のことを話し合うことが大切です。
- 遺品整理を誰が主導するか
- 残すもの・処分するものを明確にする
- 価値のあるものの取扱い方を決めておく
親族間でしっかりと話し合うことで、遺品整理を後悔せずに進められます。
必要なものを確認する
遺品整理を始める際は、重要な書類や貴重品の確認が最優先です。重要書類や貴重品を確認しないまま進めると、後から必要になった際に見つからず、手続きができない場合があります。銀行口座や保険、不動産関連の書類は、相続手続きや税務申告に必要なため、優先的に確認してください。
見つけた重要書類は親族で共有し、場合によっては弁護士や税理士に相談しましょう。
相続財産を把握する
遺品整理を始めるにあたり、相続財産を正確に把握することが重要です。遺産を相続すると、財産だけでなく、故人の負債も引き継ぐことになります。故人に借金や負債がある場合、相続放棄を検討する必要があるため、慎重に確認を行ってください。
もし、相続放棄の手続きをせずに遺品整理を進めると、自動的に借金も相続することになるため注意が必要です。相続放棄には3か月の期限があるため、遺品整理の準備と並行して、相続財産の確認作業を進めなければいけません。
また、故人が事業を経営していた場合、会社の負債や連帯保証の有無を確認することも重要です。親族が知らないうちに保証人になっている場合もあるため、見落としのないようにしましょう。必要に応じて相続放棄を検討することで、思わぬ負担を回避できます。
遺品整理はプロの手を借りる選択肢も
遺品整理を始めるにあたって、プロの手を借りる選択肢もあります。さまざまな負担を抑えられるので、検討してみてはいかがでしょうか。
心と体の負担を減らせる
遺品整理業者に依頼することで、心と体の負担を減らせます。遺品整理は、故人の思い出と向き合いながら進めるため、感情的に辛い作業になりがちです。さらに、大量の荷物を仕分けし、運び出す作業は体力的にも厳しく、大きな負担になります。
遺品整理業者に依頼すれば、作業のほとんどを代行してくれるため、遺族は気持ちの整理に集中でき、身体的な負担も最小限に抑えられます。
また、遠方に住んでいた故人の遺品整理を行なう際、何度も通う必要があります。遺品整理業者によっては、立ち合いが不要になるため、片付けのために時間を確保する必要もありません。
プロに任せることで、心と体の負担を軽減し、無理なく遺品整理を進められます。
重い不用品もまとめて処分できる
遺品整理業者では、大型家具や家電などの重い不用品もまとめて処分できるため、手間がかかりません。故人が長年暮らしていた家には、タンスやベッド、冷蔵庫などの個人で運び出しが困難な大型家具や家電が多く残っています。
自治体で粗大ごみとして処分する際、回収できる量が限られていたり、回収日が決まっていたりするため、スムーズに処分することが難しいです。遺品整理業者に依頼することで、一度に大量の不用品を搬出・処分できるため、手間と時間を大幅に削減できます。
冷蔵庫などの処分はリサイクル法で定められたルールを守らなければいけません。家電リサイクル法の対象となる家電4品目の処分方法について、こちらの記事で解説しています。
仏壇や神棚を適切に処分できる
仏壇や神棚を処分する際、適切な方法で供養しなければいけません。処分する前に、仏壇じまいや魂抜き、お焚き上げなどの供養が必要になります。遺品整理業者は、仏壇や神棚の適切な処分方法を熟知しているため安心です。
遺品整理業者の中には、寺院や神社と提携している業者もあり、適切に供養を行ったうえで処分するため安心して任せることが可能です。仏壇や神棚の処分に困った場合は、供養サービスのある遺品整理業者への依頼をおすすめします。
遺品整理は粗大ゴミ回収隊にお任せください

遺品整理のことなら「粗大ゴミ回収隊」にお任せください。まごころを込めて故人様の想いをお見送りします。遺品を整理する際に、遺品整理士がヒアリングを行い、ご遺族のお気持ちを優先したプランを設計します。特定遺品整理士を持つスタッフも在籍しているため、安心してご依頼ください。
また、個人情報やプライバシーの保護に努めて作業を進めますので、情報が漏洩する心配はありません。仏壇や神棚の処分の際には、魂の供養やお焚き上げを行い適切に処分します。貴重品や権利書などが見つからない場合も、ご相談いただければ片付けと並行して捜索も可能です。
遺品整理でお困りの際は、ぜひ、お気軽にご相談ください。


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